校長挨拶

~校長あいさつ~

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 本校は昭和23年11月に北海道静内農業高等学校日高分校として設置許可を受け、昭和24年2月、開校式を挙行、本年度、創立75年を迎えた町立夜間定時制普通科高校です。
 開校当初は、勤労青少年の働きながら学ぶ教育機関として、また、町の将来を担う人材育成機関としての使命を踏まえ、教育活動を進めてきました。しかし、少子高齢化や産業構造の変化等の時代の変化に伴い、町立定時制の特色を生かし、夢や自己の在り方・生き方を追求するための教育機関として、また、第二の心のふるさととして日高町を想い、全道・全国のそれぞれの地域の将来を担う人材育成機関としての使命を果たすために、教育活動を変化させてきました。
 平成2年度から日高町教育委員会が主催する「産業学習」との併修により、3年間での卒業が可能となるシステムは、他校にない本校の特色の一つであり、雄大な自然や地域の人々との暖かいふれあいの中で、生徒一人一人が五感を培い、その五感を土台として思考力・判断力・表現力を育んでいこうとする教育活動は、変化の大きな今の時代を生き抜くための力の育成に向けた先進的な実践であります。
 また、平成20年度に制定された校訓「樹の如く伸びよ 星の如く輝け」は町民公募で選ばれたものであり、その言葉には「自立と共生」という、持続可能な社会の担い手に求められている大切な精神が表されています。
 本校では、卒業までに育む5つの力「自己理解力」「発信力」「課題発見力」「自己教育力」「協働力」を掲げ、これまで先人が築き上げた知恵と実践成果をより一層充実させ、変化の大きな時代を生き抜いていく、そして持続可能な社会の担い手として、一人一人の人生が豊かに、幸せになるための力を育んでいきます。

 

令和5年4月   北海道日高高等学校長 大 木 康 弘